試合は、コイントスでの選択から始まり、「クォーター」という時間区分の中で進行する。前半・後半の間の休憩である「ハーフタイム」、そして各ハーフ終盤に訪れる「ツーミニッツウォーニング」を経て、既定の時間内に決着がつかなければ「オーバータイム」に入る。ここでは、試合がどのような単位・順序で進んでいくのかという、試合全体の流れを整理する。
試合の始まり ― コイントス
試合開始前、両チームのキャプテンがフィールド中央に集まり、審判が投げるコインの表裏を予想する「コイントス」が行われる。勝ったチームは、前半に自分たちが先にボールを持ってプレーを始めるか(レシーブ)、それとも相手にボールを持たせて自分たちは陣地(攻める方向)を選ぶかを選択できる。あるいは、その選択自体を後半に持ち越す(デファー)ことも可能である。負けたチームは、勝ったチームが選ばなかった残りの選択肢を得る。
試合の時間区分 ― クォーターとハーフタイム
クォーター ― 15分×4つの区切り
NFLの試合は、15分ずつ4つの「クォーター」に分けて進行する。陣地(攻める方向)は各クォーターの終わりごとに入れ替わり、両チームが風向きなどの条件を均等に経験できるようになっている。
ハーフタイム ― 前半と後半の間の休憩
前半(第1・第2クォーター)を終えると、両チームが休憩を取る「ハーフタイム」を挟んで後半(第3・第4クォーター)に入る。このタイミングでは陣地の入れ替えに加えて、前半にキックオフを受けなかった側のチームが後半のキックオフを受けて試合を再開する。
ツーミニッツウォーニング ― 各ハーフ終盤に訪れる自動的な区切り
前半・後半それぞれの残り時間が2分になった瞬間、試合は「ツーミニッツウォーニング」と呼ばれる一度きりの区切りを迎える。チームの意思とは無関係に訪れるこの区切りによって、両チームは残り2分間の作戦を整理する時間を得る。
決着がつかない場合 ― オーバータイム
既定の4クォーターを終えて同点の場合、「オーバータイム」と呼ばれる延長戦に入る。2025年のルール改正により、レギュラーシーズンもプレーオフと同様、両チームに必ず一度はポゼッションを得る機会を与える方式に統一された。開始前に改めてコイントスが行われ、勝ったチームは先にボールを持つ側になるか、その選択を相手に譲るかを選べる。
- 両チームに一度ずつ機会:必ず一度はポゼッション(攻撃権)を得る機会が与えられ、最初のポゼッションでタッチダウンを決めても、その時点でただちに勝敗が決まるわけではない。
- その後は先に得点した方が勝ち:両チームが一度ずつポゼッションを得たあとは、次にどちらかが得点した時点で試合が終了する。
- レギュラーシーズン:10分間の1ピリオド制。この時間内に決着がつかなければ試合は引き分けとして記録される。
- プレーオフ:決着がつくまで15分間のピリオドが繰り返され、引き分けという結果はない。
まとめ
試合は、コイントスでの選択に始まり、クォーターという単位とハーフタイムを挟んで進行する。各ハーフ終盤にはツーミニッツウォーニングという自動的な区切りが訪れ、既定の時間で決着がつかなければ、オーバータイムに突入する。